難しい単語の覚え方

難しいから飽きないんです ^^

スマホ留学の基本180例文の中には、ちょっと難しいレベルの単語も出てきます。生徒様の中には、「後半に進むにつれて、単語が難しくなってきました。上手く覚えられません。」と、苦戦されている方がいらっしゃいます。しかし、全て知っている簡単な単語だけでは、90日後、何かを「達成した!」という感覚が薄くなってしまいます。そして、途中で飽きてしまいますね。「ちょっと難しい・・・」、これがあるから、90日間続くんです!達成感が大きいんです!

単語の話に戻しますと、では、何故その単語が難しいと感じるのか、その理由は二つあると思います。一つは発音が難しいことです。発音することに精一杯になってしまい、音から絵をイメージできない、意味を理解するまで余裕がない、となりがちです。environment, appropriate, committee などなど、生徒様が送られるボイスを聞くと、これらの単語に苦戦されている方が多いです。

私も同じように、これらの発音に苦労した覚えがあります。^^; 克服する方法は、まず、正しい発音をじっくり、何度も、納得するまで聞きましょう。塩原先生も、この難しい発音の単語は、動画でも細かく解説していますが、それでも難しい、と感じるのであれば、辞書で発音の音声を確認しましょう。今の電子辞書は音声で確認できるタイプのものが殆どです。電子辞書をお持ちの方は、必ず聞いて確認しましょう。オンライン辞書のwebliohttps://ejje.weblio.jp もお勧めです。スマホで簡単に確認できますよ。

その発音をじっくり聴こう

では、実際に weblio で、難しいとされている appropriate を聞いてみましょう。https://ejje.weblio.jp/content/appropriate  この、クイック再生をタップすると、音声が聞こえます。ネイティブの女性が、ゆっくり発音しています。まず、大事なのがアクセントの位置です。どの位置を強く発音しているか容易にわかりますね。そうです、テキストの赤文字の箇所です。音声をよく聴く → テキストを見ながら聞こえた通り発音する → 音声を聴く → テキストを見ないで発音する、を繰り返し、滑らかに言えるまで練習しましょう。

ポイントは、アクセントの位置を確かめて、ゆっくり発音し、自分の発音した声をよ~~~く、聴くことです。「あ~~、こうゆう発音なんだ・・・」と、自分で腑に落とすことです。動画でも、塩原先生がおっしゃっていますが、アクセントの部分以外は、全て弱く曖昧に発音することを意識しましょう。辞書の音声を聴く、そうなっていますよね。

単語の発音が腑に落ち、滑らかに発音できるようになったら、1文を読む練習です。スピードをゆっくりにして、単語のアクセントの位置で強く読めているかを確認しながら例文を読んでください。

早く発音できない、口が回らない、とおっしゃる方は、全ての音をちゃんと発音(母音をくっつけて発音)して、カタカナ読みになってしまっていることが原因です。最後に来る破裂音(t, d, b, p, c, k,)を消化したり、黒文字の箇所をちゃんと発音しない、弱く発音する、を意識すると良い具合に力が抜けて楽に発音できます。

180例文の中の全ての単語の発音が難しい!というわけではないと思います。今ご紹介したステップで練習しないといけない単語は10個程度だと思うので、是非、じっくり取り組み、自分の腑に落としましょう。^^

自分の日常に合わせて覚える

もう一つ、単語が難しいとされる理由は、単語自体の意味が、実生活とかけ離れていて、実践で使うイメージが沸かない、しっくりこない、という場合です。これは、日本語でも同じです。日常生活とかけ離れている専門分野の言葉は覚えるのが難しいですよね。^^;

電話での学習相談の時、ある生徒様は、establish educational facilities が、すごく難しい、とおっしゃっていました。何故難しいのかと言うと、自分がeducational facilities =教育機関を establish 立ち上げることが想像できないからです、とおっしゃっていました。そして、私は、「では、どんな学校だったら立ち上げたいと思いますか?イメージできますか?」とお聞きしたところ、

生徒様は「私は、料理が好きなんです。なので、establish a cooking school. でも、いいのでしょうか?」と聞くので、もちろん、いいです!、とお伝えすると、「なるほど、こんな風に英借すれば、establishが難しくないです。さっきまで、覚えるの無理!って思っていたんですが、何だか急に簡単に思えてきました!^^」と、軽やかな声に変わりました。establish自体が難しすぎる、そんな単語を使って英借文を作ることは不可能!と思い込んでいる、その思い込み、勘違いを取ると、意外に難しくないことに気付くはずです!^^

確かに、establish, educational, facilities などは、dinner, go, train などの言葉に比べたら難度のレベルは高いです。ですが、”難解な専門用語”、ではないですよね。establish(立ち上げる、創設する)、educational(教育の、教育上の)、facilities(施設、設備)の意味は日本語では日常的に使う言葉です。もし、単語が苦手、難しいと感じたなら、自分の日常に合わせて英借するれば、難しいと勝手に思い込んでいたことに気付くと思います。^^

後半になるにつれて、難しくなってきた、ついていけない、と焦りや不安を感じているのであれば、ちょっと立ち止まり、その単語と向き合ってみてください。発音をじっくり練習し、英借文を作れば、「聞き慣れないっていう理由で、勝手に難しいって決めつけてただけかも。そんなに難しくないかも!」と感じ、マイナスな感情が消えていきますよ。^^