上級者の英語とは?

上級者は何が違う?

英会話「上級者の定義は?」と私なりに考えた時、「いかに詳細を伝えられるか」なのかなと思います。上級者になればなるほど、英語を母国語の様に操り、細かいニュアンスまで伝えられます。その細かいニュアンスを伝えるために、ある品詞をマスターする必要があるな、と感じた私はそれを意識して覚えて実践で使うようにしました。すると!?表現力、会話力が一段上がったかな、と自分で実感して自信につながったんですね。その品詞とは・・・ズバリ、

形容詞です!

 

初心者であればあるほど、形容詞は後回しにしてもいいです。まずは、英語を話す構造で一番大切な、SV(主語動詞)やSVC(主語動詞+補語)の形で、誰が~をする、誰は~だ、をしっかりと定着させる必要があります。なので、まずは動詞や名詞を覚え、それを組み立て文を作ることに意識してください。そして基本文法に慣れてきて、意思疎通ができるようになったら、「どんな○○なのか」と詳細を伝えたくなります。この詳細部分を表現するのに形容詞は欠かせません。また、感情表現を使うと記憶力が高まる話を以前お伝えしましたが、この感情表現も殆どが形容詞です。是非、日ごろから形容詞を使って話すようにすると表現力が付いてきますよ!

形容詞=詳細力

例えば、誰もが一度は教科書の中で見たことのある下記の簡単な英文に形容詞を足して英借文を作っていくと「詳細力」が付きます。詳細を伝えられれば、より細かく相手に自分の要求を伝えることができるので、ストレス軽減、コミュニケーション力も上がりますね。^^  実際に形容詞を使い英借文を作ると、

★I have an apple. →  I have a sweet apple. a sour apple, many apples, green apples …etc

★This is a pen. → a long pen, an expensive pen, a cheap pen, a broken pen…etc

★He is a boy. → He is a cute boy. a good-looking boy, a fat boy, a thin boy …etc

★She is a girl.  → She is a kind girl.  She is a smart girl. She is a easy-going girl, She is a happy girl…etc

色や形、味、人の性格、容姿、感情表現、などなど、日常会話では外せない話題です。形容詞をたくさん知っていると、平凡な表現に色が添えられて、イキイキとした表現に変わります。語彙力(形容詞)がないと、詳細を伝えるために例えを用いたり、回りくどい表現で説明したりしないと伝わらない(もちろん、説明が長くなっても伝わればOKですよ!^^) 場合もありますが、形容詞を使ったほうが、スマートに伝わりやすい場合が多々あります。

これって何て言うの?

例えば、私は「歯ごたえのある」という形容詞を知らなかった時、自分の知っている単語を並べてこの様に説明していました。This squid is hard to eat. (このイカは食べるには硬い)と、この様に説明すればもちろん相手には通じますが、私は心の中でモヤモヤを感じているんですね。「本当は”歯ごたえがある”っていう表現を使いたいのに・・・何て言うんだろう?」と。(汗)この様にモヤモヤを感じている時こそ、自分の感情を見過ごさずにササっとweblioなど(オンライン辞書。スマホのアプリにもあります。)を使い、調べることが大切です。すると、歯ごたえ=chewy と出てきます。This squid is chewy. と言ったほうが、スマートでワンランク上の表現、という感じがしませんか?^^

上記の★マークがついている例文の形容詞は基本中の基本で、全て中学生英語です。今のレベルよりアップしたいのであれば、常日頃から英語の語彙に対して敏感になる必要があります。「これって、英語で何て言うんだろう?甘いは sweet、 なら甘酸っぱいは??」と語彙力を増やすためのアンテナを張り、調べる習慣を付けることが上達には欠かせません。

私が紙の辞書を使っていた学生の頃は、辞書を持ち歩いていませんでしたし、この「思い立ったら、即調べる」が実行に移せませんでした。ですが、肌身離さず持ち歩いているスマホの辞書で調べ、weblioなどは履歴が残り、オリジナル単語帳も作れるので、その単語が定着するまで辞書内に保存し、例文などを復唱するといいでしょう。

どのように詳細を伝えるか、形容詞の語彙力を増やすことを意識して学習なさってみてくださいね。直ぐに「上達」が実感できるので、益々、学習することが楽しくなっていき、そして覚えたての形容詞を実践で使いたくなりますよ♪