12,345は英語で?
以前お伝えした初心者の方のあるある苦手表現は、受動態や使役動詞など、ワンランク上の文法表現ですが、他にも会話の流れがいったん止まってしまう英語の表現があります。それは、数字です!数字をスラっと言えますか?0から100までは比較的簡単に言えると思いますが、1千~100万の大きな単位になると混乱する方が続出です。
なぜ混乱するかというと、数字の単位が日本語で表現するのとは「ズレている」ので、頭の中で混乱が生じます。^^; ですが、数字を使う事は、日常の生活で欠かせません。買い物などで1,000円以上のお金を使うことは日常茶飯事です。数字は一見複雑に感じますが、使用頻度が高いので積極的に英語で数字を言うようにすれば、容易に定着することができます。ポイントは数字を一度、頭の中で文字(視覚化)にすると簡単に英語に変換できますよ。
オフィスワーカーで、職業上大きな単位の金額を扱う方や、サービス業で訪日外国人観光客と英語で数字のやり取りをされてる方も多いでしょう。どちらにしても、ビジネスで数字を扱うのであれば、ミスは避けたいです。スマートに英語で数字を言えたらカッコいいですよね。
位のズレがやっかいです
「ズレている」のは単位の表現の仕方です。生徒様の表情を見ていると、大抵の方は、千の位は何とか言えるんですが、万の位から不安げな表情に変わります。^^:
1,000 = one thousand ですね。では、2,000は?・・・ two thousand です。この調子でいくと・・・1万= 10,000 = ten thousand になります。ここで、表現の「ズレ」に気づきましたでしょうか?日本語では、10,000=1万です。まず始めに頭に浮かぶのは「1」ですね。日本語に捉われてしまうと、one…. が口から出てしまいます。そして大抵の生徒様は、one … と言ってから「次は何と続けたら、10,000 と言えるのかな?」と混乱するんですね。
1万の位を英語では、ten =10の位で表現します。私も初めはこのズレに慣れるまで違和感がありましたが、数字を頭の中で文字に置き換えるようにしてからスマートに言えるようになりました。例えば、34,500円を言いたい時、一度文字を頭の中でイメージして、千の位に付いているカンマを発見します。そこが、thousand というポイントなので、それ前の数字、34 = thirty four に thousand を付ければいいだけで、その後は five hundred と言えばバッチリですね。常にこのカンマの位置を意識してくださいね!
では、12,345 は何と発音しますか?答えは ・・・
twelve thousand (and) three hundred forty five となります。and は一息つきたい時に入れてください。あってもなくてもOKです。
まずは、「カンマの前までの数字を意識して発音する」を徹底していくと、1万の位の数字は直ぐに慣れますよ!では、それを踏まえて・・・10万の位は何というでしょうか?ちょっと高額な買い物や、旅行代金などは10万以上の金額になりますね。この単位も意外に頻繁に使います。では、59万円を英語にしてみてください!Let’s try!
ポイントは、視覚化です。590,000 と見ると正確に発音できると思います。カンマの前の数字は、590なので、five hundred ninety に thousand を付ければOKです。five hundred ninety thousand です。378,009 はどうでしょうか?
three hundred seventy eight thousand and nine となります。^^ お財布の中のレシートを整理する時や、請求書を確認する時など、数字を目にすることはよくありますね。その都度、数字を英語で呟くと、一見ややこしいと思われる1万、10万の位の数字ですが、直ぐにスムーズに言えるようになりますよ!
私の苦手な位は・・・?
私は、10万、100万(million)の単位までは、ササっと変換してスムーズに言えるようになりましたが、未だに混乱するのが、1億と10億です。数字が大きすぎて、一瞬で頭の中で視覚化できない状態です。^^; ですが、中国、インド、世界の人口が・・・という話題では10億の位の数字を使うことが意外にあるんですね。そして私はいつもこう言ってしまいます。「Wait! It’s confusing to say a big number! Let me make it clear …. 待って、大きな数字を言うのは混乱する!これをクリアーにすると・・・」とお恥ずかしいですが、会話が止まってしまいます。ビジネスで大きな単位を扱っている方のほうが、この位を英語で言うことは得意かもしれませんね。
では最後に、大きな位の数字を練習して今日のブログを終わりたいと思います!
1,031,582 → one million(右から2個目のカンマは、million です。) thirty one thousand five hundred eighty two
35,684,490 → thirty five million six hundred eighty four thousand four hundred ninety です。millon と thousand を言う場所を間違えないようしてくださいね。日本語では、1000万、英語では10の位、ここが未だに混乱します。^^;
681,957,086 → six hundred eighty one million nine hundred fifty seven thousand eighty six これも日本語と英語では数字の単位の表現がズレてますが、文字に書き起こせば難しくありません。現実的に、この様な大きな数字を何も見ないで言う事は殆どないと思います。数字を目で確認しながら正確に伝えられるようになれば十分です。
そして最後に、世界の人口70億人は・・・?英語では、7 billion(million の次の位)と言います。^^ 最後はかなりの大きな数字になってしまいましたが、まずは、頻繁に使う 1000~10万の単位をスラっと言えるようになると、突如会話で数字を言う時にも焦らずに対応できますよ!そして、このズレている法則は、日本語を勉強している外国人にとっても同じく混乱するポイントです。「数字って訳わからなくなるよね!」と笑いの種にもなります。外国人と「数字」を話題に会話しても楽しいですよ♪