会話は得意ですか?
皆さま、会話するのは得意ですか?会話って何でしょう?と、唐突に聞いてしましましたが、私は英”会話”の講師であり、生徒様は英”会話”を学んでいます。第二言語なので、文法や発音を学習する必要がありますが、その最終目的地は、「英語で会話する、外国人と会話する」ことですよね。
私は、英会話の講師をしていて、当初意識していたことは、生徒様に「英語を話させる」ことでした。生徒様が8、9割話し、講師の私は聞き手に回り、1、2割、質問を投げかけるだけ、というスタイルで教えていました。このスタイルは、1文を話すのにも時間がかかる初級者の生徒様には必要だと思いますが、中、上級者の生徒様に対して、講師は傾聴し、生徒様の誤りを指摘するだけでは、「実践的な会話でない」と、違和感を感じ始め、私自身の話も積極的にするようなスタイルに変えました。
会話はよく「キャッチボール」と言われていますよね。自分が話している時は、相手は聞き、次は相手が話して、その間自分は聞き・・・この話す・聞く・のバランスが、9対1であったら、良い会話とは言えないのではないか?と思います。^^ 私は職業柄、傾聴する癖があります。正直、内心は「私も話したい!」とストレスを貯めてしまうことがあります。^^;
会話が苦手と感じている方は、話すのが苦手、と感じているのかもしれません。英語での会話だとさらに話すのが消極的になってしまいます。普段、話すより、聞く側に回ってしまう方は、バランスの取れた会話、スムーズなキャッチボールをするために、会話の出だしを円滑にするフレーズを活用すると、会話がしやすくなります。
会話の出だしが大切
私がよく使う、会話の出だし、自分が話題を振るときに使う便利なフレーズがこれです。^^ 日本語の会話でもそうですが、何の前触れもなく、「私財布落としたの。」と言われると、「え!?」とびっくりしませんか?聞く準備ができていないですよね。なので、「ねぇねぇ!」「ちょっと聞いてよ。」と、声をかけられた方が、聞く準備ができます。英語も同じです。この様に、相手の注意を自分に向けたいときに使うフレーズを使うと便利ですよ!とっても簡単でネイティブもよく使うのがこれです。^^
① Guess what! 直訳すると「何だか、当ててみて!」となります。これは、日本語の感覚で言うと、何か話したい話題がある場合、「ちょっと、聞いて!」と言う感じです。これを言うと、相手は、What? 何? と聞き返してくるので、そうしたら、伝えたい事を話しましょう。
② You know what? あなた、知ってる?、これもよく使うフレーズです。What? 何?Tell me what? 何か教えて?と返されたりします。その様な返答があってからだと、自分の話をしやすいですね。
③ Did I tell you what happened? 私、あなたに何があったか話した?と、直訳はこうですが、日本語の感覚だと、「この話したかな?」と、相手の気を引くフレーズです。
④ Speaking of ~: ~と言えば、という意味でとっても便利です。私はこのフレーズ、すごくよく使います。^^ 相手が話したことを受けて、自分が話したい話題に変える時に使います。例えば、相手が映画の話をし終わって、さりげなく自分も映画関連の別の話題に移りたいとき、Speaking of movies, why don’t we go to a movie this weekend? 映画と言えばさ、今週末、映画観に行かない?と言った感じになります。Speaking of which, Speaking of that, は「そういえば」と言う意味で、話題を変える時に便利です。
良い質問、疑問文を作ろう!
以上の様なフレーズをさりげなく入れて、相手の注意を自分に向けたり、相手の話題を変えずに自分の話をしたりするとキャッチボールが上手くなり会話が楽しくなりますよ!そして、もう一つ会話の重要はポイントは、相手の話を受けて良い質問ができるかどうかです。疑問文は、肯定文より語順が少し複雑なので、文の組み立てが難しいと感じている方が多いです。なので、「何て質問していいかわからない」とおっしゃる方がいますが、これは質問はしたいけど、文法的にどのように文を組み立てて聞けばいいかわからない、とも解釈できます。
スマホ留学の180文例文の中にも、沢山の疑問文が出てきますね。その例文を一語変えるところから英借文を作って疑問文に慣れましょう。そして、自分の中から全く新しい疑問文を作るのは難しいので、「こんな風に聞けばいいんだ!こんな聞き方ってあるんだ!」と気づかせてくれるのは、何度もお伝えしていますが、映画を観たり、英語の文章を読むことでインプットを増やすことです。
自分の話の出だしをしやすくする為の、いくつかのフレーズと疑問文を使い、スムーズに会話のキャッチボールができるようになります。何て話したらいいかわからない、何て聞いていいかわからない、こんな悩みは簡単に解消できますよ。^^ まずは、1本映画を観て「あ!このフレーズ、この疑問文、いただきっ!」と言う軽いノリでノートに書き留めてみてくださいね♪