話したい……話したい……覚えたての英語を使って外国人と話したィィィイイイイッ!! なぜなら『スマホ留学』に入学後、毎日スマホに向かってアウトプットを繰り返しているおかげで、徐々に「会話で使える表現」が増え「発音」もイイ感じになっているからだ。忘れないうちに経験を積んだ方がイイに決まっている。
フィードバック講師の方からも「全体的な感想といたしまして、とってもリズムが良く、テンポも良く、文章の最初から最後までスラスラスラ~ッと読まれていて、非常に聞き取りやすかったです♪」と褒められた。改善点も死ぬほどあったが、少しくらいは会話できるだろう。
しかし! いきなり外国人が集まるBARに飛び込むような勇気はない。私はそこまで陽気ではないし、お酒も全然強くないからだ。緊張を紛らわすために酒の力を借りたら、きっと泥酔して英会話どころではなくなるだろう。何かいいアイデアはないだろうか……。
Huber.のトモダチガイド
と、悩んでいる私に声をかけてくれたのが、株式会社Huber.のお二方「コウキ君」と「タカシ君」である。彼らにオススメされたのが、Huber.のサービス『Tomodachi Guide(トモダチガイド)』だ。なんでも「日本にいながらにして世界中の人と国際交流が楽しめる」らしい。
コウキ君「国際交流の場を探している日本人と、ガイドされたい外国人をマッチングしているのがHuber.なんです」
タカシ君「1人でBARに行けないチキンな砂子間さん(筆者)でも、きっといい経験になると思いますよ。
今日はHuber.のトモダチガイドを一緒に体験してください」
──と、なんだか軽くディスられた気もするが、とにかく実践的な英語練習の場を探している私にはちょうどいいかもしれない。なんでも「おもてなしの心」は「言葉の壁」を超えるらしく、たった2~3時間のガイドでもお互いに友情が芽生えるそうだ……おいおいマジかよ。まあ確かに面白そうだな、やってみようじゃないか!
約3時間のガイド体験
そんな流れで今回は「渋谷に買い物に来ました」というタイ人女性の2人をトモダチガイド(約3時間)してみることになった。ただ、なんというか、たしかに「外国人と話したい」とは言ったものの、いざ本番になるとやはり緊張してしまう。果たして本当に、ガイドを通じて彼女たちと仲良くなることはできるのだろうか……
という不安は1秒で消えた。「2人の買い物を手伝っている」という親切心が伝わったからなのか、ぎこちない英語のやり取りでも、あっという間に仲良くなれた気がする。「おもてなしの心」が「言葉の壁」を超えるの早すぎィィィイイイッ!
さあ、まずは「美味しいラーメンを食べたい」という願いを叶えるため、渋谷センター街の『金伝丸』へ。こちらのお店は、スープは濃厚なとんこつ醤油、麺は太麺、細麺が選べるスタイルでライスは無料の人気店である。ラーメンを食べながらこれからの作戦会議をすることになったわけだ。
日本式の「いただきます」を教えることから始まり「現在の職業」や「日本旅行の予定」などを一通り聞いてみた。なんでも彼女たちは、明日はディズニーランド、明後日は浅草観光、明々後日は富士山観光をするという……スケジュール濃厚すぎるだろ。ただ、初日に「渋谷で買い物」ってところが女の子らしくてカワイイ。
それはさておき、つづいて「SIMカード」をゲットするため『ビックカメラ』へ。持参してきたモバイルルーターに、プリペイドタイプのSIMカードを挿入してスマホを使いたいとのこと……ぶっちゃけ私にとっても難易度の高い買い物だが、だからこそ「店員さんとのやり取り」を、私たち日本人が手伝うことで、彼女たちも安心して購入できるのだ。
その後も順調に『アディダス』でシューズを購入して『マツモトキヨシ』で化粧品を大量にゲット。彼女たちが喜んでくれると、私たちも本当に嬉しい。私からすれば、Huber.の2人とも、彼女たちとも初対面なわけなのだが、気がつけば「昔からの友達と遊んでいる」感覚になっていた。
また、会話をする上で個人的に大きかったのが「彼女たちも英語がペラペラではない」ということ。難しい話をする際には、スマホの翻訳アプリを使ったり、筆談でやり取りをしたりと、お互いにコミュニケーションを工夫することで良い関係を築くことができた。勉強だけでは絶対に味わえない経験値を積んだと言えるだろう。
そんな感じで、仲良くなった結果「次はあなたたちがタイに来てください。バンコクに来たら案内します」と彼女たちが言ってくれたのだ。約3時間のトモダチガイドを通じて、タイ人の友達を作ることができた……おいおい、ちょっとマジで感動なんですけど。よーし、来年はタイに行くことを決めたぞォォォオオオオオ!
というわけで、私は今後もトモダチガイドを通じて英語の勉強をしながら、世界中に友達を作りたいな~なんて考えている。また、ブログを通じてトモダチガイド仲間を作れたらいいな~なんてことも考えている。もし興味を持った方がいたら、ぜひトモダチガイドの世界に飛び込んでみてほしい。きっと貴重な経験ができるハズだから。
参考リンク:Huber.