アメリカ留学時代に感じたこと
私は大学の頃、アメリカに留学していました。場所は東海岸ペンシルベニア州のフィラデルフィアという街です。映画ロッキーで、ロッキーが子供達と早朝ジョギングで階段を駆け上がるシーンをご存知ですか?その階段が有名な観光スポットです。^^ 塩原先生も留学時代様々なご苦労があったと、そのエピソードを授業動画でおっしゃっていますね。どんな人でも留学した時の苦労話はあると思います。生活面、学習面、対人関係、そして英語でも!
今となってはいい思い出ですが、当時は単位を落とさないように授業についていくのに必死でした。ネイティブの英語は早すぎたので理解するのが大変です。授業で何を言っているのか分からないことも多く、「このままいったら単位を落とすな」という危機感から私はアメリカ人の友達を作るのではなく、初めは留学生と友達になり、情報交換をし始めました。留学生の英語のスピードは遅いので聞き取りやすかったです。^^
留学生同士、助け合いながら、アメリカ人の友人も少しずつ作りつつ、何とか卒業できましたが、アメリカに留学して感じたことは、「個人を尊重する文化」これに尽きるな、と思いました。とにかく、一人一人が個性的で、それをOKとする風潮が日本と全然違うと。「空気を読む?」なんて感覚はありません。個性をアピールしてなんぼの世界です。
空気を読まない代わりに発言する
無言、黙っている = 自分をアピールできていない = つまらない、個性が発揮できていない、という文化なので、何でもいいから、授業と全く関係のないことでもいいから、声に出している生徒が多かったこと!まず、これに面を食らいました。^^; 授業が始まる前がとにかくうるさかったです。
右奥からはある生徒が天気の事を、中央からは昨日の大リーグの試合の事を、左前からはテレビCMの事を、クラス全員に聞こえるように話したい人は自分の話したいことをべらべら話しています。遠くに座っている別の生徒がその話題に興味があったら、遠くにいながらもそれに返答する、というのが教室のあちらこちらで見えます。日本の授業風景とはまるで違います。
フィラデルフィアは全米で5番目に大きな都市です。様々な人種が住み、留学生も多いです。その中で生き残るためには自分の伝えたい事はしっかりと声を出して伝えないといけません。これはフィラデルフィアに限った事ではなく、グローバル社会では、より分かりやすく伝える必要があります。そして、スマホ留学でも推奨しているTDFC(※TDFCは株式会社Nextepの商標です。) は国際社会に対応するためには非常に有効的なメソッドだと思います。
理由まで伝えるのがマナー
特に欧米人と話していて感じることは、自分の意見を言った後に、その根拠を伝えることがコミュニケーションのマナーだと思っているので、こちらが聞いてもいないのに、because … と理由を言う傾向があります。日本人の感覚だと、「理由まで聞いてないし!」と突っ込みたくなりますが、これが彼らの常識、マナーなんですね。彼らが理由まで知りたがっていることが分かったので、私も英語で話す時は特に意識的に理由まで言うようにしています。
その逆で、日本人は「なぜ?」と言う問いがあまり好きではない、それに答えるのが得意ではない、と感じます。その代わり「なぜって・・・そんなの、何となく聞かなくてもわかるでしょ?」と言うような空気を出すのが得意です。^^; 英会話講師として、why? の疑問文を積極的に使いますが、英語力の問題ではなく、なぜ?の問いに理由を答えるのが苦手で困惑する生徒さんが多いです。^^;
TDFCの考え方は非常に重要です。自分でトピックを出したら、補足説明や理由まで言う習慣を付けましょう。これは普段日本語で一問一答の癖があるので、意識的に変えないと習慣化されません。まずは日本語を話している時に変えて行く必要があります。日本語でも思いつかないことは、英語ではもっと話せなくなってしまいます。普段の日本語での会話で、一言付け足す習慣を付けるといいですね。
そんなちょっとした変化で国際基準のコミュニケーション術が十分身に付きますよ。^^ 日本人はシャイ、Yes/ No ハッキリしない・・・なんてもう言わせません!TDFCが苦手な方は、延長サポートコースの豊富なTDFC例文が参考になります! ^^ 90日の卒業が近づいているのであれば、是非ご検討ください!^^ プラス90日で、グローバルなコミュニケーション術を取得しましょう♪