TOEICの歴史
今回のブログを書くにあたり、少しTOEICの事を調べてみました。^^ 70年代後半、今後の日本人の英語でのコミュニケーション力を危惧した一人の日本人(北岡靖男氏)が生みの親です。北岡氏がアメリカのテスト開発機関ETSに何度も何度も交渉し、TOEICの開発が実現しました。第一回のテストは1979年に実施され、来年で40周年を迎えます。言葉は生き物なので、時代を反映して、使われる言葉はどんどん変わります。今では必ず出題されるe-mailのやり取りは、40年前のテストにはなかったでしょうね。^^
この40年で何度も改訂され、言語のエキスパートによって開発されたテストは良質なものに違いありません。ETSによって出版された、公式問題集を「TOEICの点数を上げるため」だけの教材にするのはもったいないです!!確かに、他の教材と比べてお値段は高めですが、高いだけの価値が必ずあります!!
個人的に、私は無料より有料、安価なものより、値段が高めなものを好んで選ぶようにしています。なぜか!?それは、安いものには安い理由があり、自分自身のモチベーションが下がってしまうからです。安価でもモチベーションが下がらない方もいらっしゃると思いますが、私の場合、「値段が高かったんだから、全部吸収するぞ!やってやるぞ!」と気合が入るんですね。^^; 積極的になれます。教材で使われている単語を実際に使おう!問題を解くだけでなく、どんなふうに活用したら会話力UPに繋げれるか?と試行錯誤します。
そうして試行錯誤した結果、講師として生徒様のTOEIC点数と会話力UPさせるための、多角的な教材の取り組み方がわかり、それをここでシェアできるのはとても光栄です。^^
Part 2 の質問に実際に答えよう!
イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの英語が収録されているTOEICのリスニング問題は、実際にビジネスの場で使われそうな状況を練りに練って作られた質問ばかりです。前回のブログでもお伝えしましたが、「実際に自分が社内の外国人スタッフに突然声をかけられた」と想像して、リプロダクション(聞かれたことをオウム返し)しながらPart 2 の質問を解き、それに慣れたらさらに会話力を意識して実際に自分だったらどのように返答するかオリジナルの回答をします。
Part 2は一文の質問ゆえに、瞬発力が大切です。突然、英語で話しかけられて、相手の言っていることが分からない時ありますよね?そんな場合も想定して返します。
「すいません、もう一度言って頂けますか?」と言いたいときは、下記の表現を使ってみてください。
Sorry? Could you say that again?
Could you repeat that, please?
このセリフを言った後、音声を少し巻き戻して、もう一度質問を聴き直します。そうすることで、本当に会話している感覚が一人でも簡単に作れます。^^
When is the meeting?
と聞かれたら・・・ どんなふうに答えますか?実際にあり得る回答として、3パターンあると思います。
① Next Thursday. と答える時は、会議がいつ開かれるか自分が知っている場合です。即答で、ドンピシャで答えることができますね。TOEICでも簡単な解答例として、この様にわかりやすい場合もあります。
② Sorry, I don’t know. 「すいません、わかりません。」といつ開かれるか分からない時、この様に答えますね。これも、よくある自然な表現です。
③ Mr. Jackson might know. 「ジャクソンさんなら知っていると思うよ。」と自分は知らないので、知っていそうな人を教えるパターンもあります。
Part 2 も、この3パターンに回答が分かれます。疑問詞と主語を聞き取れれば、①番の回答は簡単に答えられると思いますが、②番や③番のように「When」という問いに直接的に答えていないので、「あれ??答えがない!!??」と焦ってしまい、正解を見逃してしまうことがあります。直接的に答えず、その状況、会話に合わせて自然な流れになる答えが正解になるパターンが多いです。
Part 2 を使って一人英会話をする時も、直接的な回答するパターンと、「知らない」と言ったり、間接的に答えたりするとTOEIC Part 2 対策は完璧です!!このパートはリプロダクションしてリスニング力を鍛えながら、実際に回答することで、短期間で正解率がかなりアップすることができます。10問しか正解できなかったのが、20問できるようになるのもそんなに時間はかかりません。それだけで、簡単に約50点アップが見込め、そして何よりすごいのが、自分で答えることで会話力が確実にUPします!!! Part 2 が苦手・・・と思っている方ほど、大大大チャンスですよ!^^