公式問題集の利点
本日は久しぶりにTOEICの話をしたいと思います。^^ スマホ留学を通して、日々、色々な生徒様の質問に目を通すと、TOEICに関する質問も多いです。それだけ、TOEICの需要は高いですし、「点数を取らなければならない」、切迫した生徒様の心情を察することができます。
私はTOEICの点を上げるなら、塩原先生同様、公式問題集を強くお勧めします。公式問題集の大きな利点は二つあると思います。一つ目は、公式問題集だけあって、本番の問題形式と酷似しているところです。公式問題集をやる事で、本番のTOEICが好んで出すシチュエーション、パターンが読めてきます。そうすると、「この状況という事は、こんな単語が出てきそうだな・・・」と、予測しながら落ち着いて解くことができますし、
二つ目は、本番のテストでもリスニングのスピーカーが、問題集のスピーカーを同じ人の確立が高いという事です。私は本番中、「あ、この声、聞き覚えがある!本番のリスニングもこの人が録音したんだ~。」と気づくことが多いです。試験前に何度も聞いた問題集のスピーカーの声なので、全く知らない人の英語より、聞き覚えのある人の英語の方が落ち着て問題を解ける、というのは利点ですね。^^
良問も良書もありますが、「公式」以外の問題集は、本来のTOEICの趣旨から外れたものも多くあります。使われている単語がビジネス関連でないと、問題を解いている最中に、「この問題集でいいのだろうか・・・?」と疑問が沸くと、やる気が無くなってしまうことがありました。^^; TOEICの点数を上げたいのであれば、まずは、試験を受ける、そして、公式問題集で勉強する!これが、シンプルかつ最短方法です!^^
TOEICでスピーキング力もUP!
今回は、TOEICのリスニングで、あるある問題傾向について書きたいと思います。公式問題集を解きまくり、何度も本番を受けていると、よく出る問題の傾向が掴めてきます。そして、効果的な学習法もお伝えします!!^^
まずは、Part 1☆
写真の問題ですね。一見、簡単かと思われがちですが、あなどれない問題です。このパートでつまづくと、「この先、解けるだろうか・・・?」と不安が押し寄せ、やる気、集中力が落ちてしまいます。^^; Part 1 で勢いに乗るために、冷静に手応えを感じながら解きたいものですね。
このパートでよくあるシチュエーションは、
① レストランなどの店内。混んでいるのか、誰もいないのか、テーブルに食器などがあるか、
② 街の通りの状況。交通が混雑しているか、車は一台もないか、人は歩いているか、道路工事しているか、
③ 水辺の状況。何故かTOEICは、水辺が好きです。笑 boat とか、dock, shore などがよく出てきます。水辺の状況は、非日常的ですよね。不意を突いてくる感じで、慣れないと面を食らいましたが、何度も受験すると「また水辺!」と冷静に対応できるようになります。^^
④ 部屋の状態。整理整頓されているか、散らかっているか、写真の中の特定の物があるか、ないか、
と、こんな傾向が見受けられます。^^
上記の状況でよく使われそうな単語を予習しておくといいでしょう。そして、さらに効果的な学習法は、問題集の写真を使い、それを描写することです。テキストには書いていないことで全然OKです。見ている写真の情景をあるがままに英語で描写すると、かなりの表現力が身に付きます。
描写してください!と言われても難しいと思うので、この様にトライしてみてくださいね。^^ (無料の画像を添付します。)
① まずは、写真の中の目についた人、物の単語を書き出します。5個書き出しましょう。
plant, women, laptop, two cups, talking … 私はこんな単語が思い浮かびました。
② 思い浮かんだ単語を使って文を作ります。
- A plant is behind the table.
- Women are discussing.
- There is a laptop computer on the table.
- There are two cups on the table.
- They are talking …
と、思い浮かぶ単語を書き出し、そして文を作ると、本番のテストでもかなり落ち着いて対応できますし、表現力、会話力も伸びます。behind (後ろ)や on(上の)など、位置を明確に表現するための前置詞も数多く学べます。 英語で思い浮かばない時は、日本語で書き出してもOKです。
問題集を、ただ問題を解くだけのインプット材料にすると、TOEICの点数は上がるかもしれませんが、スピーキング力はつきません。どうせでしたら、点も、スピーキング力も上げたいですよね?^^ でしたら、テキストをアウトプット材料としても活用しましょう!
英作文は作り慣れていないと、凄くハードルが高く、難しく感じると思います。そんな場合は、とりあえず、写真を見て思い浮かぶ単語を日本語でいいので書き出しましょう。この、書き「出す」=アウトプットに徐々に慣れることが大切です。
日本語で出したら、簡単に出てくると思います。慣れてきたら、(飽きてきたら 笑)英単語で出すようにしてください。その一単語が出たしたら、2語(主語、動詞)と自然に出てくるようになります。そうなれば、話しているのと同じです。TOEICの教材をフル活用すれば、点数に比例して、スピーキング力も必ず上がります!
点数は高いけど、会話はできない・・・そんな悩みとは無縁になりますよ!!