r と l は難しくないですよ!^^

1日目と90日目の違い

前回、前々回と、日本人に共通する苦手は発音の克服法を紹介してきました。なぜ、苦手か?できないか?その答えは簡単です。日本語にない発音だからです。発音するのに必要な筋肉が発達していないだけです。口、舌の筋力アップには、腹筋を鍛えるプロセスと何ら変わりありません。とにかく「くり返す」ことです。

単語の定着も、一回聞いただけで全て覚えられるわけではありません。脳科学で言われているのは、7回は忘れる。そして、8回目でようやく定着すると言われています。一瞬で、魔法のようにいかない、という事を肝に据えていると焦る事もなくなります。

腹筋運動をしたことはありますか?腹筋を10回しただけでは、洋服の上からでもお腹が引き締まったか容易にわかるくらい変化していると思いますか?ん~~・・・、10回だけじゃ、明らかな変化は期待できないですよね。^^;

では、1日10回を3か月続けていたらどうでしょうか?私の経験ですが、明らかに体形、姿勢が改善されました。^^ 発音を良くするための筋力UPにも同じことが言えます。10回音読しても、自覚できる変化は感じられません。10回と言うと、スマホ留学3日目くらいでしょうか。ですが、それを90日間続けることで、自分でも明らかに気が付く発音の改善が見られます。

是非、1日目に吹き込んだボイスを保存しておくことを強くお勧めいたします!!ボイスをタップすれば、Keepと出てきます。Keepをタップすれば、簡単にLINE内に保存ができるので、できればサポート講師がフィードバックしたボイスは全て、ご自分のボイスは初日と90日後を保存してください。

多くの方が、90日後の変化に驚かれています。よく聞く驚きの言葉は、「もう、2拍子を付けないで読む方が難しい。無意識に強弱を付けて読んでしまう!」などです。^^ 自然に英語らしいリズム、強弱のメリハリをつけて読めるようになっている、という事に感動すると思います!!^^ この変化・感動を味わえたのも、コツコツ90日間続けたからですね。^^

本日、ターゲットにしたいのは、r と l の発音です。これも、日本人の苦手な発音の代表格ですね。二つとも日本語のラ行になってしまい、区別できない、と言われています。ですが、諦める必要はありません!^^ しばらくの間、音の違いに慣れるまで耳を研ぎ澄まして集中して聞く必要がありますが、発音の違い、音の違いに気が付けば、必ず区別して発音できるようになりますよ!

 

r  の発音の仕方

①軽く口を開けます。

②口の中で、舌の先を軽く持ち上げます。この時のポイントは、舌先が口の中でどこにも当たらないことです。

③舌先を口の中で持ち上げている状態で、唇を突き出します。

この3つのステップを踏んでから、ウ~と喉を鳴らしてください。犬が唸っているような音が出ると思います。

なので、r の音よく聞くと、「ウ」に近い音がでます。

 

right = ゥライトゥ、 ring = ゥリング、 from = フゥロム と、途中に r の音が来ても、やはり小さく ウ を言う必要があります。

 

ⅼ の発音の仕方

① 舌先を、上の歯の裏にギューッと押し当てます。

② その状態から、喉を鳴らし、声を出します。

すると、r の唸るような「ウ」ではありませんが、ウに近い音が出ます。ですので、ラ行ではありません。

この音は、舌先を歯の裏に当てているので、正しく発音できている場合は、舌の裏側がよく見えます。これも鏡で確認してみてください。特に、l の音に母音がくっついている時は、ギュッと押し当てないといけないので、視覚的によくわかります。

love   like   live   long   problem   oversleep

などなど、l  + 母音の音はたくさん出てきます。その都度、ギュッと押し当てることを意識してください。視覚的にわかりやすいので、映画の中の俳優の口元をよく見ていると、l の発音を言っているによく気づきます。特に「I love you.」 と言う時は、「あ!今、エルを発音した!」と言うのが容易にわかりますよ。「l」を探すように映画を観ても面白いと思います。^^

always  alright   girlfriend

これらの単語は、l のすぐ後に、子音が続いています。この場合は、舌をギュッと舌を歯の裏に押し当てる必要はありません。舌先が歯の裏の方向に向いていればOKです。ギュッと押し当ててしまうと、lの次の子音を発音するのがしづらくなってしまうので、軽く当てるだけでOKです。

tell  apple  level  will  hospital  travel  trouble

最後に l の音が来るときも、ギュッと強く舌先を押し当てる必要はありません。そして、多くの方が勘違いしているのが、最後に l の音がくると、「ル」と発音してしまう人がいますが、「ル」ではありません。ルよりも「ウ」の音に近くなると思うので、「ル」と発音してしまっている方は、修正するようにしてください。

以上、r は犬が唸るような「ウ」、l は、視覚でハッキリわかる音、とすると、区別ができるようになります。

right – light        river – liver       rip – lip       pray – play

この様に混乱しやすい似た音同士を辞書で発音を確認しながら、リピート練習してみてくださいね。https://ejje.weblio.jp/  もっとしっくり、その違いを聞き分け発音できるようになるので、r と l の違いを認識し、自信をもってそれぞれ発音できるようになります。^^

腑に落ちるまで、筋トレ練習、つまり復唱する必要があります。是非、コツコツと続けてみてください。ですが、どうしてもピンとこなければ、ボイスを送った後、サポート講師に r と l が上手く発音できません、とメッセージを頂ければ、講師が丁寧に指導してくれますよ!ボイスラインともっとどん欲に活用してくださいね!^^