WILL と BE GOING TO の違い

学校で習った事と違う!?

よくあるご質問で「学校では◯◯と習いましたが、△△という言い方でもいいのでしょうか?」という質問があります。学校で習ったことにも、もちろん実践で使える表現は沢山ありますが、英会話講師になった今、学校教育に疑問を感じることも多々あります。^^;

数年前にとある学習塾で学生を教えていた時に感じたことは、日本の受験英語や英語の問題集は私が学生だった20年前に比べると、リスニングの問題は増えましたが、文法・読解問題が全く変わっていない、という点です。

よくある文法問題は、例えばこんな感じです。「未来の will を別の未来の表現に書き換えなさい。」という問いに対して、

He will go shopping in Shibuya tomorrow.  → He is going to go shopping in …. と書き換える問題です。この様な書き換え問題を一度や二度、解いたことありませんか?これをやればやるほど、 will = be going to という方程式が出来上がってしまします。^^;  「学校で will は be going to と習いましたが、実はニュアンスが違うってことに、スマホ留学で初めて気づきました!」というご意見をたくさん頂きます。

ここで簡単にwill と be going to のおさらいです。^^

will は大きく分けて2つの定義があります。①「単純未来」といわれ、文字通り、単純に未来の話に付けることができます。未来に起こりえることに「~だ、~です」という和訳がついたり、根拠がなく漠然とした推量を表す場合に「~だろう」とつくことが多いです。I’ll see you next week. (来週あなたに会います。)It will rain tomorrow.(明日は雨だろう。)ですね。

もう一つは「意志」を表します。これから「するぞ!」という時に使います。例えば、今年はTOEICで良い点とるぞ!という場合、I will get a good score on TOEIC this year! と言います。お子さんに「宿題やりなさい。」と言い、お子さんの返事が「やるよ!」という場合、I will! となります。意思だけを表しているので、実際に行動に移しているわけではありません。I will.ばかり言う、I will. しか言わない、となると行動力に欠けるので信用を失う可能性があります。^^;

be going to (カジュアルな表現では be gonna) の定義は?

going という進行形が大きなヒントです。私はエスカレーターをイメージします。目的地があり、それに向かって動き出している感じです。willは根拠がなく漠然とした推量に対して「~だろう」と使いますが、be going to(be gonna) は、目的地に向かってもう既に動き始めているニュアンスがあります。聞き手は、「何か具体的な予定が決まっているのかな?」と推測することができます。

ここで、It’s going to rain. と It will rain. とはどう違うと思いますか?It will rain. は漠然と「雨が降るだろう」という意味ですが、It’s going to rain. では、もう雨雲があり、雨が降る状況に向かっている、という場合です。聞き手がイメージすることが、will と be going to で変わってきますね。

この二つの表現は「未来」について使うことができますが、will  =   be going to ではありません。スペル、単語が違います。同じなわけがないですね。^^; このニュアンスの違いまで学校教育で学び英作文を作るようなテスト問題であれば、もっと会話で実践的に使え「英語が楽しい!」と思えるのではないかと感じます。

スマホ留学生から「塩原先生のレッスンでは、学校では教えてくれないことばかり!目からウロコ!」というご意見を沢山いただきます。「え!?そうだったの??」というインパクト・驚きがあると、will = be going to といった方程式が直ぐに崩壊します。笑 一度崩壊して柔らかくなった土台で英語をやり直すことができます。だから90日後の変化が大きいんですね。90日後、ご自分の変化に驚きたくありませんか?^^

***** 前回のクイズの答え合わせ  & New クイズです *****

It’s nothing to do with us.

nothing to do with ~ が一つのイディオムで、「~とは無関係です」という意味です。メグ・ライアンが「それ(大型の書店が近所にできる事)は私達とは関係ないわ。」と言っています。^^

では、本日のグイズ!

お店の経営が厳しい状況での一言。We’re not gonna fall!

早速、スマホ留学の教材で習ったフレーズが出てきましたね!ポイントは、fall の訳です。^^ Enjoy!!! See you next time!