さらに r の発音を磨こう!

rは舌を巻かない!?

前回に引き続き、本日も、もう少し「r」の発音についてお話ししたいと思います。なぜそこまで r にこだわるかと言うと、多くの日本人が感じている、「r」 は難しい。「l」と区別できない。巻き舌ができない、だから私/僕の発音は変・・・というコンプレックスを払拭して頂きたいからです。^^  r、l、は難しくないです!正しく練習すれば、誰でも区別して発音、聞き分けることができ、自分の発音に自信をもって、外国人とコミュニケーションができるようになりますよ!と声を大にして言いたいです!^^

自信がない・・・という、内面の意識が、外側に出てしまいます。そうすると、声が小さくなり、余計に相手に伝わらなくなって、負のスパイラルに陥ってしまいます。ですが、難しいと思い込んでいる発音が、「実は簡単だった、自分にもできた!」と思えば、直ぐに負のスパイラルから抜け出し、生き生きとしたオーラで、会話を楽しめるでしょう!^^ そんな場面をイメージしながら、r、lの練習をしてくださいね!

今回は、r の音でも、舌を巻いて(持ち上げて)伸ばす音についてお話しします。この音は、ものすごーーーく頻繁に出てくる音なので、その都度意識していれば、90日間で綺麗に発音できるようになりますよ!そして、この音こそ、英語らしい音なので、きれいに発音できると、自分の発音にかなり自信が持てるようになります。^^

ar の発音

スペルに注目です。ar と表記してある場合は、まず、口を大きく開けて、「アー」と言います。日本語の「アー」と言ってから、徐々に徐々に、舌の先を上に持ち上げてください。r の発音を伝える時に、「舌を巻く」、「舌を奥に引っ込める」、など色々な表現がありますが、私は色々な方に教えてきて、「軽く持ち上げる」になりました。「巻いてください。」と伝えると、巻き過ぎて「苦しいです!」と言われる方が多いことに気付き、「舌を奥に引っ込めてください」は、「よくわかりません!」と言われることが多かったです。^^;

なので、どんな風に説明したら伝わるんだろうと、鏡の前で自分のrの発音をして研究しました。そこで発見したことは、「徐々に舌先を持ち上げる」、これだったら伝わりやすいだろう、という事で今はこの表現を私は採用しています。

ar の発音の話に戻します。^^;

① アーと音を伸ばしながら、

② 舌先を徐々に持ち上げます。

これだけです!^^ 持ち上げている時に出てくる音なので、自分の声をよ~~~く聞いてくださいね。舌の動きに合わせて、日本語で出しているアーの音が徐々に変わっていくのが分かります。ここでのポイントは、その持ち上げた舌を、口の中でどこにも触れないようすることです。触れずに持ち上げれば、結果、巻いている状態になっています。^^

ar を含む単語は、180例文の中から抜粋すると、

party   far   chart     start    arm   hard     charge

などです。これらはほんの一部です。中学校英語の中に、ar の音を含む単語はたくさんあるので、「その都度、舌を持ち上げて」発音することです。このブログを読んでいる方は、是非、今日以降、舌を持ち上げて発音することを意識してくださいね!ar より、さらに頻繁に出てくる r はer, ir, ur です。

er,  ir,  urの発音

スペルは違いますが、全て同じ発音です。r  を含んでいるので、ar の動きに似ています。舌を口の中で持ち上げるのは同じですが、ar と大きく違う点があります。それは、口の開き方です。ar は、大きく開けて、「アー」ですが、er, ir, ur は、口を殆ど開けません。鏡を見ればわかりますが、ar の発音をしている時は、口が開いているので、鏡を見れば舌が持ち上がっていることを確認することができます。

それと違い、er, ir, ur は、口をあまり開いていないので、外側からは見えません。それくらい、小さく開けながら、舌を持ち上げているので、非常にこもった r の音がします。

first  birthday  girlfriend   weather  over  emergency church  turn  purchase

これだけ頻繁に出てくるという事は、それだけ練習するチャンスがあるという事です。回数を多く繰り返せば必ず定着するので、焦らずに取り組んでくださいね。

最後は or  です!

① 「オー」と言ってから、

② 徐々に舌先を持ち上げていきます。

これだけです!簡単ですよ!これらの単語で、練習してみてくださいね!

 

for  before  sorry  morning  forget  horse

 

ちょっとテキストを見ただけでも、これだけたくさんの、r を含む単語が出てきます。

ここで、例外を挙げたいと思います。英語は実に例外の多い言語です。そこが厄介なところだな、と思います。スペルで発音を判断する時、or は、基本的には「オー」と発音しますが、work の or は、er, ir,ur と同じ、口をあまり開かないで、「アー」です。この音をオーと発音してしまうと、walk とあまり区別がつかなくなってしまうので、分かりづらいです。work の母音は、「アー」になると覚えてください。

以上が、r を含む、英語独特の巻き舌の発音でした。ここで、「巻き舌」と表現すると、巻き過ぎてしまうので不自然な音になってしまいます。rの音は、「舌をちょっと持ち上げる音」としましょう。そうすると、巻き過ぎずに自然なきれいな音が出ますよ。

多くの生徒様は、巻き舌になりすぎていて不自然な音が出ていることに自覚があるから、このrを発音するのを敬遠されてる方が多いです。^^; 英語っぽく話している感じが、恥ずかしいと感じている人もいるようです。ですが、それは、巻き舌になりすぎているからですね。実際は、そんなに巻いてません。軽く舌が浮いている程度です。

ボイスに吹き込んだ自分のrの音を聴いてみてください。「あれ!!??意外に上手いかも?」って自画自賛したくなると思いますよ!そんな風に感じたらこっちのものです!英語の発音に自信をもって、軽快に外国人と会話できる日は遠くはありませんね♪♪^^